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仙台在住Webデザイナーの日々の備忘録

インフォグラフィックの公開セミナーに参加した話

掲題の通り。地元仙台の東北大学にて「TUBE GRAPHICS」の木村さんという方を講師とした、インフォグラフィックスに関する公開セミナーに振休を使って参加してきました。今回はその振り返り記事です。

年齢的に、まだ大学生と名乗ってもバレない年齢だとは自負しているものの、数年ぶりに大学生と一緒に授業するのは少しだけ緊張しました。。

www.tohoku.ac.jp

色々と有益な話が聞けましたが、全て書くと長くなりそうなので、要点のみ。

インフォグラフィックとデータビジュアライゼーションの違い

正直「言い方の違いだけでしょ?」と思ってたのですが、違ったようです。 - インフォグラフィック:全てのデータから不要な情報を削ぎ落とし、整理した情報を見やすい形にする - データビジュアライゼーション:どんなデータも残した上で、全ての情報を見やすい形にする

要するに「情報を全部伝えるかどうか」がこの2つを大きく分けているようです。

インフォグラフィックは「いかに要素を削るか」

そしてインフォグラフィックの作業においては要素を「捨てる」事が重要とのこと。相手に伝えたい事をハッキリさせるために、データの数を絞ってメインを大きく見せる事で、相手に伝えやすく整理する作業が必要とのこと。

データを余すことなく伝え、データの見方を見る側に委ねる「データビジュアライゼーション」とはこの辺りの考え方が明確に異なっています。データの可視化でもこうしたアプローチの違いがあるというのは、面白いですね。

ビジュアルにスパイスを入れる

情報を可視化するにあたり、グラフ化することで、視覚的に見やすくするのはもちろん大事なのですが、そこにスパイスを加えるとよいそうです。セミナー内で紹介されていた事例では、餃子に関するレーダーチャートを表示する際、レーダーチャートの図を餃子のタレっぽくして見せていました。

インフォグラフィックとして見せる場合、情報の細かさ(1%単位レベルでの)は追い求める必要はなく、視覚的な面白さでビジュアライズした情報の詳細を読みたくなるよう工夫する事が大事だとのお話でした。

こうした考え方もデータビジュアライゼーションとの違いなんでしょうね。インフォグラフィックは思っていたよりも緩いんだな、って印象でした。

インフォグラフィックに想像からの情報は入れない

イベント内のワークショップで話がありましたが、インフォグラフィックで想像の情報を盛り込むのはNGとのこと。

具体的な例として、東日本大震災の被災地支援の話を整理する際、元データの中に「被災地で〜」という記載があった場合、ついうっかり東北の宮城や福島のイラストとかを入れてしまいそうなものですが、データの中に具体的な場所に関する情報が無い場合、具体的な場所を示すような見せ方はNGとのことです。

情報を削るのはともかく、イラストのようなビジュアルで表現しようとすると、つい「これはこうなってるからこうだろう」的に想像して情報を補完してしまいやすいので、慣れないと難しそうですね。

まとめ

そんな感じで、インフォグラフィックに関するセミナーは貴重な機会で、学びも多く得られました。一つ残念な事があるとするなら、この授業は全3回の講義で、いずれも平日なんですよねー... 社会人には辛いスケジュールのため、泣く泣く残り2回の参加は諦める事にしました。

とはいえ、触り程度は知れたので、インフォグラフィックの分野については引き続き知識をつけていけるよう、頑張ります。